なぜ、ミナミで見かける怪しいおじさんはあんなにも魅力的なのか

怪しいおじさんになりたい。私とお話したことがある人にとっては耳タコであろうが、実はこれは冗談でもなんでもなくて心の底から目指している。

年齢不詳職業不明、まともな会社で働いていては決して醸し出せないようなうさんくさいオーラとカネの匂いを身にまとい、なぜかいつも飲み屋にいる。ミナミで見かけるそんなおじさんが私が目指す怪しいおじさんだ。

私の怪しいおじさん願望を深堀していくと、自立して生きていきたい、ということになる。動機を深堀りしていくとただのないものねだりなのだが、私にとって自立するということが輝かしい目標であり、その象徴が怪しいおじさんなのだ。

なぜ自立というキーワードがここまで私に刺さっているかというと、今までの人生であまりにも組織に依存してきたと自覚しているからだ。教育熱心な両親の元に生まれ、高校は地元で一番の進学校へ進学。周りに恵まれて引き続き勉強に精を出し、京都大学に進学。その後大した苦労もなく就職活動でちょちょいと内定を2,3個貰い、日本有数の安定した大企業に入社。自分の名前で仕事をすることもなく、強力過ぎる会社の後ろ盾を得て30年先まで見通せる順風満帆な人生を歩んできた。

別に不満があるわけではないが振り返るとものすごくダサい。

家族、高校、大学、会社。今までの私は組織ありきで評価され、組織ありきで生きてきた。明日突然アマゾンに放り出されても生きていけるようになりたいとまでは言わないが、明日突然無職になってミナミの街に放り出されても生きていけるようにはなりたい。

自分が所属している組織に担保された能力ではなく自分自身に担保された能力が欲しいし、自分が所属している組織にではなく自分自身に需要が欲しい。

それが何かと言われたら困るのだが、いずれにしろそれこそが私が求める自立した人間であり、所属している組織も職業も不明なのになぜか金は持っている怪しいおじさんなのだ。

まずは形から入ろうと思ってパーマを当てたり長髪センター分けを目指したりもしたが、見た目が怪しくて中身が普通だと本当に不審者にしか見えないので、魂の芯から怪しいおじさんになるべく今年は自分を磨き上げていきたい。

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