夜職裏方おじさんの幸福論(多分ツいてない)

「禍福は糾える縄の如し」から「努力は必ず報われる」まで、上手くいかない現実と折り合いをつけるための言葉はたくさんあるが、ツいてるやつとツいていないやつは確かに存在するし、その差は人の生死を分けるくらい激烈だ。

また、ツいてるツいてないを人間が左右することは不可能だ。これは世のツいてないを自認する兄弟姉妹諸兄は重々承知であろうが、霊験あらたかなお守りだろうが樹齢300年みたいなツラしたババアの占いだろうがツいてないをツいてるにひっくり返すことは不可能だ。かくいう私もつい最近まで自分をツいてない側だと自認していた(過去形である理由は後述する)。「今年のあなたは恋愛の年」だとオーラが見えると評判の占い師に言われた次の月に好きな女が男と抱き合うところを見せつけられ(あの時の5,000円は早急に返して欲しい)、効果抜群と業界で噂になっている幸運の待ち受けに変更した次の週に脳幹出血で入院した。

世の中には自分より不幸な人なんて山ほどいるのはもちろん理解しているが、この二つの間が1か月開いていないことはさすがに私の心に深い傷を負わせた。特に脳幹出血は効いた。目と左半身に後遺症が残った私は名実共に弱者男性の仲間入りをしたし、半年前から楽しみにしていたイベントも入院のせいで不参加とあいなった。

しかし私は考えた。確かに自分の現状は不運だが、自分より幸せな状況で不幸面するゴミもいるし、自分より恵まれない状況で楽しく生きている人もきっといるはずだ。そう考えると人間の幸不幸を決めるのは必ずしも周りの環境や本人の状態といった事実ではないのかもしれない。

「気の持ちよう」という安易な答えが私の頭をチラチラしているが、そんなもので今の状況を肯定的に受け入れられるなら苦労しないし、「気の持ちよう」でなんとかなるならその具体的な極意を明らかにする必要がある。半身痺れて視覚障害があって独身で借金まみれで頭に爆弾を抱えている私がどのようにして港区女子並の幸福感を手に入れられるのか。それを早急に探っていきたい。ブログのタイトルはそんな私の探求心を込めた。

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